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【2025】ドバイの「ゴールデンビザ」とは?取得要件・費用・最新動向をわかりやすく解説

ドバイの「 ゴールデンビザ」とは?取得条件・用・最新動向をわかりやすく解説

ドバイは、世界中のビジネスパーソンや投資家が集まる国際都市であり、日本人にとっても魅力的な移住先の一つです。長期滞在を希望する外国人向けに用意される「ゴールデンビザ」は人気で、投資家や起業家、専門職の人々に多くのメリットをもたらします。

今回は、ゴールデンビザの取得条件や費用、最新動向を解説するとともに、ドバイで利用できるその他の居住ビザについても紹介します。ドバイ移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ゴールデンビザとは

ドバイのゴールデンビザは、長期的にアラブ首長国連邦(UAE)に滞在したい外国人にとって魅力的なビザ制度です。この制度は、特に投資家や専門職、高度なスキルを持つ個人、優秀な学生などを対象としています。ゴールデンビザの取得によって、従来の短期滞在ビザよりも安定した長期滞在が可能になります。

ここでは、ゴールデンビザの基本的な概要、特徴、通常のビザとの違いについて解説します。

ゴールデンビザの概要

ゴールデンビザは、UAE政府が発行する長期滞在ビザの一種であり、特定の条件を満たした外国人に与えられます。この制度は2019年に導入され、ドバイをはじめとするUAE全土で適用されています。

従来、外国人がUAEに長期滞在するには、雇用主のスポンサーシップが必要でした。しかし、ゴールデンビザの登場により、スポンサー不要で自由に滞在できるようになりました。これにより、起業家や投資家、専門職の人々がより柔軟に活動できる環境が整えられました。

ゴールデンビザは、次のような人々を対象としています。

  • 不動産投資家(一定額以上の不動産を購入した人)
  • 公共投資家(銀行への定期預金などの投資を行う人)
  • 起業家・ビジネスオーナー(ドバイで企業を設立または運営する人)
  • 医師・科学者・エンジニアなどの専門職(特定分野で高度なスキルを持つ人)
  • 大学卒業生・優秀な学生(特定の大学や分野で優秀な成績を収めた人)
  • アーティストや文化人(芸術・文化の分野で優れた実績を持つ人)

このように、ゴールデンビザは単なる投資家向けの制度ではなく、UAEの成長と発展に貢献できる人材を広く受け入れる仕組みとなっています。

ゴールデンビザの特徴

ゴールデンビザには、他のビザにはない特徴があります。

  1. 長期間の滞在が可能(5年または10年)
  2. 更新の手間が少ない
  3. 家族全員が同じビザで滞在可能
  4. スポンサー不要で自由な活動が可能
  5. 6ヶ月以上UAE国外に滞在しても失効しない
  6. UAE国内の銀行での優遇措置

1.長期間の滞在が可能(5年または10年)

通常の居住ビザは滞在期間が1~3年ですが、ゴールデンビザは5年または10年の長期滞在が保証されており、安定した生活を送ることができます。

2.更新の手間が少ない

従来のビザは短期間ごとに更新が必要でした。しかし、ゴールデンビザは長期的な滞在が前提のため、頻繁な更新手続きが不要です。これにより、仕事や投資に集中できる環境が整います。

3.家族全員が同じビザで滞在可能

ゴールデンビザを取得すると、配偶者や子ども、両親なども同じビザで滞在できるため、家族で移住を考えている人に適しています。特に、子どもの教育や配偶者の生活の安定を重視する人にとって、大きなメリットとなります。

4.スポンサー不要で自由な活動が可能

通常の就労ビザでは雇用主のスポンサーシップが必要です。しかし、ゴールデンビザは個人で取得できるため、雇用主に縛られずに自由に仕事ができることが特徴です。起業やフリーランス活動にも適しており、自分のキャリアを自由に選択できます。

5.6ヶ月以上UAE国外に滞在しても失効しない

一般的な居住ビザでは、6ヶ月以上UAE国外にいるとビザが失効するというルールがあります。しかし、ゴールデンビザではこのルールが適用されず、長期間国外に滞在してもビザを維持できます。

6.UAE国内の銀行での優遇措置

ゴールデンビザ保持者は、UAE国内の銀行で優遇措置を受けられる場合があります。たとえば、通常よりも有利な条件で住宅ローンやビジネスローンを組めることがあり、資産運用の選択肢が広がります。

通常のビザとの違い

ゴールデンビザと通常のビザには、次のような違いがあります。

項目ゴールデンビザ通常のビザ(就労ビザなど)
滞在期間5年または10年1~3年(通常2年)
更新手続き少ない頻繁に必要
スポンサーシップ不要雇用主が必要
家族の帯同配偶者・子ども・両親も対象限定的
国外滞在の制限6ヶ月以上不在でもOK6ヶ月以上不在で失効
投資・起業の自由度高い制約あり

このように、ゴールデンビザは長期滞在を希望する人にとって非常に柔軟性の高いビザであることがわかります。特に、長期間の移住を計画する人にとって、雇用主に依存せずに自分のペースで生活できる点は大きな魅力となるでしょう。

ゴールデンビザの取得要件

ゴールデンビザを取得するには、UAE政府が定める特定の条件を満たす必要があります。主に、不動産投資家や公共投資家(定期預金)、起業家などが対象となっており、それぞれ異なる基準が設けられています。

不動産投資家の場合

不動産投資家としてゴールデンビザを取得するためには、一定額以上の不動産への投資が求められます。具体的な条件は次のとおりです(2025年2月時点)。

  • 200万ディルハム(約8,000万円)以上の不動産の購入を購入していること(UAE指定の銀行からの融資も可能)
  • 購入した不動産を申請者名義で完全所有していること
  • 共同所有の場合、持ち分の合計が200万ディルハム以上であること
  • 住宅用・商業用不動産のどちらも対象

不動産投資は、UAE国内での長期的な資産形成と安定した居住環境を確保する手段として人気があります。ゴールデンビザを取得すれば、賃貸不動産の運用も可能となり、賃料収入を得られます。

公共投資家(定期預金)の場合

一定額以上の資産をUAE国内の金融機関に預けると、ゴールデンビザの取得が可能になります。この方法は、不動産を購入せずに資産運用をしながら長期滞在を希望する人に適しています。

取得条件は次のとおりです。 

  • 200万ディルハム(約8,000万円)以上をUAE国内の銀行に5年以上定期預金していること
  • 預金証明書および銀行からの保証書を提出すること
  • 公共プロジェクトや政府関連事業への投資も対象

起業家の場合

起業家としてドバイで事業を立ち上げ、ゴールデンビザを取得することも可能です。特に、革新的なビジネスを展開する企業や、政府認定のインキュベータープログラムに参加するスタートアップが優遇されます。

取得条件は次のとおりです。

  • 最低50万ディルハム(約2,000万円)以上の資本を持つ企業の設立・運営を行っていること
  • UAE政府認定のインキュベータープログラムへ参加していること
  • ビジネスモデルが革新的であり、UAE経済に貢献できること
  • 起業家本人だけでなく、ビジネスの主要メンバー(共同創業者など)もビザ取得の対象

ドバイは起業家支援が充実しており、税制優遇や資金調達の機会も豊富です。起業家ビザを取得すれば、自由度の高いビジネス運営が可能となり、将来的にゴールデンビザへのアップグレードも視野に入れることができます。

ゴールデンビザに関するよくある質問

ゴールデンビザは、日本人を含む多くの外国人にとって魅力的な制度ですが、取得や運用に関して疑問を持つ人が多くいます。ここでは、ゴールデンビザについてよくある質問に回答し、より具体的な情報を提供します。

Q1.ゴールデンビザの取得にはどれくらいの時間がかかる?

通常、申請から承認まで1~2ヶ月かかります。ゴールデンビザの申請には、一定の審査プロセスが必要です。

基本的な流れ

  1. 必要書類の準備(投資証明、銀行証明、職業証明など)
  2. オンラインまたはオフラインで申請
  3. 初期審査(2~4週間)
  4. 追加書類の提出が求められる場合あり
  5. 正式な承認とビザ発行(申請から1~2ヶ月)

審査に時間がかかるケース

  • 書類に不備がある場合(訂正や追加提出を求められる)
  • 申請者のバックグラウンドチェックが必要な場合(犯罪歴などの確認)
  • 対象となる投資やビジネスの審査に時間がかかる場合

不動産投資家や起業家の場合は、投資内容やビジネスモデルの詳細な審査が行われるため、通常よりも時間がかかる可能性があります。

Q2.ゴールデンビザを取得した後、UAEでの滞在義務はある?

6ヶ月以上UAE国外に滞在してもビザは失効しませんが、長期不在には注意が必要です。

ゴールデンビザの大きなメリットの一つは、6ヶ月以上UAE国外に滞在してもビザが失効しない点です。通常の就労ビザや法人設立ビザでは、6ヶ月以上UAE国外に滞在するとビザが無効になるため、定期的にUAEに戻る必要があります。

ゴールデンビザの場合は、長期間国外にいても自動的に無効にはなりません。ただし、ビザ更新時に「居住実態」の証明を求められるケースがあります。

また、長期不在にしてもビザの維持自体は可能ですが、UAE国内での銀行口座や携帯電話の契約が凍結される可能性があるため、完全に離れてしまうと不便になることもあります。

Q3.ゴールデンビザを取得すると税制上のメリットはある?

ビザの種類に関係なく、UAEでは所得税などが非課税になります。

UAEでは個人の所得税がゼロです。つまり、給与所得や事業所得への課税が一切ありません。また、キャピタルゲイン税(譲渡所得税)、固定資産税、不動産取得税、住民税などもありません。

相続税・贈与税もかからないため、子孫に資産承継にするにはこの上もなく好条件です。

ただし、UAEの税法が適用されるには、日本の「非居住者」になる必要があります。非居住者の認定は、書類上の住所だけではなく、生活の中心がどこにあるか、職業やその他の要因によって推定されます。

さらに、相続税を回避するには、被相続人(親)と相続人(子)の双方が海外に10年以上移住する必要があります。国際税務は複雑なため、ドバイ移住での節税を考える場合は、事前に国際税理士や専門家に相談するのが良いでしょう。

Q4.ゴールデンビザで労働することはできる?

ゴールデンビザ単体では労働許可が付与されませんが、追加手続きをすれば就労可能です。

ゴールデンビザは「居住ビザ」であり、「労働許可」とは異なります。したがって、ゴールデンビザを取得しても自動的に雇用されるわけではありません。

ただし、ゴールデンビザ取得後に就労することはできます。企業に就職する場合は、企業が追加で「労働許可」を取得すれば就労可能です。フリーランスとして働く場合は、フリーランスライセンスを取得します。起業する場合は、自分の会社を設立しその法人で労働許可を取得します。

労働許可の取得には一定の手続きが必要ですが、ゴールデンビザを持っていれば比較的スムーズに進められるでしょう。

Q5.ゴールデンビザで住宅ローンや銀行口座の開設は可能?

可能です。銀行ごとに条件が異なりますので、確認しましょう。

ゴールデンビザ保持者は、UAE国内の銀行で住宅ローンを利用できます。住宅ローンの条件は銀行によって異なるため、事前に確認しておきます。また、ゴールデンビザ以外にも、UAE国内での収入証明を提示する必要も出てきます。

銀行の口座開設については、ゴールデンビザ保持者は開設しやすいメリットがあります。口座開設では、ゴールデンビザ以外に、パスポート、UAE国内の住所証明、収入証明などが必要とされます。

ゴールデンビザ以外の居住ビザの種類

ドバイでは、外国人が長期滞在するためのさまざまな居住ビザが用意されています。中でもゴールデンビザは取得のハードルが高いことで知られていますが、他にも多種多様なビザがあり、ご自身の目的に合ったものを選択できます。

ご自身のライフスタイルやキャリアプランに最適なビザの選択で、ドバイでの生活をよりスムーズにスタートさせることができます。

不動産ビザ

不動産ビザ

不動産ビザは、ドバイで一定額以上の不動産を購入した個人に発行されるビザで、有効期間3年間の滞在が可能になります。

不動産ビザを取得するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 最低購入額:75万AED(約3,000万円)以上の物件を購入すること。
  • 物件の種類:フリーホールド物件であること(所有権が認められたエリア内)。
  • その他要件:犯罪歴がないことや健康診断のクリアが必要。

就労ビザ

就労ビザは、UAEの企業に雇用された外国人が取得できるビザで、もっとも一般的な居住ビザの一つです。取得には、雇用主がスポンサーとなりビザ申請を行う必要があります。通常、ビザの有効期間は2年で、契約が継続される限り更新が可能です。

申請には、雇用契約書の提出、健康診断(UAE指定の医療機関で受診)、犯罪歴証明書の提出が必要です。転職する場合には、新しい雇用主によるビザの再申請が必要になるため、事前に手続きの流れを把握しておきます。

法人設立ビザ(起業家ビザ)

法人設立ビザは、UAEで会社を設立し経営する起業家向けのビザです。ドバイには多数のフリーゾーンがあり、税制優遇や外資100%出資可能な環境が整っているため、多くの外国人がビジネスを展開しています。

ビザ取得のためには、UAE国内で法人を設立し、商業ライセンスを取得する必要があります。事業の種類によっては最低資本金の要件が設けられている場合があるため、設立前に確認が必要です。ビザの有効期間は通常3年間で、更新が可能です。

法人設立ビザを取得すれば、家族の帯同ビザを申請できます。

リモートワークビザ

リモートワークビザは、UAE国外の企業に雇用されているリモートワーカー向けのビザで、ドバイに居住しながら海外の企業で就労できます。コロナ禍以降、リモートワークの需要が高まり、このビザ制度が導入されました。

取得には、現在の雇用主がUAE国外の企業であること、月額3,500ドル(約50万円)以上の給与があること、雇用契約書の提出が求められます。ビザの有効期間は1年間ですが、条件を満たせば更新が可能です。

リモートワーク環境の整ったドバイに住みながら、海外の企業で働きたい人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

フリーランスビザ

フリーランスビザは、特定の業種で活動する個人事業者向けのビザで、特にIT、メディア、デザイン、教育などの分野で活躍する人に適しています。企業に雇用されず、自身のスキルを活かしてドバイで活動できるため、自由度の高い働き方を求める人に人気があります。

このビザを取得するには、フリーゾーンの管理機関を通じてフリーランスライセンスを取得する必要があります。過去の実績やポートフォリオ、年間収入の証明を求められるため、事前に準備します。ビザの有効期間は通常1年で、更新が可能です。

まとめ

ドバイのゴールデンビザは、長期滞在を希望する日本人にとって魅力的な選択肢です。不動産投資や起業、専門職でのキャリアを通じて取得でき、家族の帯同や税制面でのメリットもあります。

ドバイは今後も経済成長が見込まれており、ビジネスと投資のチャンスはますます拡大していくでしょう。ゴールデンビザの取得は、ドバイでの成功を実現するための有力な手段となります。

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