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【2026】ドバイ不動産「詐欺」の実態とは?よくある手口と安全に投資するための見抜き方

ドバイ不動産「詐欺」の実態とは?よくある手口と安全に投資するための見抜き方

ドバイ不動産は高い成長性と税制メリットから投資家たちの注目を集める一方で、「詐欺が多いのではないか」という不安の声も聞かれます。実際には、誤解や情報不足から生じているケースも多く、すべてが危険というわけではありません。

今回は、実際に起きている詐欺の手口と誤解されやすいポイントを整理しながら、安全に投資を行うための判断軸を解説します。

目次

ドバイ不動産投資で「詐欺」が検索される理由

近年、ドバイは世界中の富裕層や投資家を惹きつける「投資の聖地」としての地位を確立しました。注目度が高まる一方で、Googleなどの検索エンジンでは「ドバイ不動産 詐欺」という不穏なキーワードがあふれています。

では、なぜこれほどまでに、ドバイと詐欺が結び付けられてしまうのでしょうか?ここでは、ドバイ不動産投資で「詐欺」が検索される主な理由を解説します。

  • 海外不動産投資に対する日本人の不安心理
  • ドバイの急成長がもたらした「怪しいイメージ」
  • SNSの誇張と詐欺報道による増幅

海外不動産投資に対する日本人の不安心理

日本国内の不動産取引は、宅地建物取引業法や民法、借地借家法などによって厳格に守られており、商慣習も共通認識として存在します。しかし、一歩国外へ出れば、言語の壁、法律の違い、そして文化的な背景の違いに直面します。

日本人の投資家にとって、物理的に距離が離れ、かつ契約書が英語やアラビア語で記されるドバイ不動産は、ブラックボックスになりがちです。人間は、自分が理解できないものに対して本能的な恐怖を抱きます。そこに潜む予測できない不確実さが、不安を引き起こすのです。

ドバイの急成長がもたらした「怪しいイメージ」

ドバイは、砂漠の漁村からわずか数十年で世界有数の近未来都市へと変貌を遂げました。その劇的な成長スピードは、保守的な投資家の目には「実体のないバブル」や「砂上の楼閣」のように映ることがあります。

あまりにも派手な建築物、非現実的なプロジェクト、そして莫大な富の集積というイメージが、かえって「何か裏があるのではないか」「いつか崩壊するのではないか」という疑念を増幅させています。このイメージ先行のバイアスが、根拠のない詐欺疑惑を助長している側面は否定できません。

SNSの誇張と詐欺報道による増幅

近年、SNSでは「誰でも短期間で大金を稼げる」「ドバイ移住で人生逆転」といった誇張された成功談が拡散されています。こうした投稿の多くは、実態のない情報商材ビジネスや投資詐欺の集客手段として利用されており、ドバイそのものとは無関係です。

しかし、豪華なマンションや高級車といった「ドバイらしい演出」が使われることで、見る側は「ドバイ=怪しい」という印象を抱きやすくなります。実際には、詐欺の本質は国や都市ではなく、情報発信者の信頼性にあります。

また、日本国内で起きた投資詐欺事件の一部が「拠点はドバイだった」と報じられることで、事実以上にネガティブなイメージが増幅される傾向もあります。こうした背景を理解せずに表層的な情報だけを見ると、本来健全な不動産市場まで疑わしく見えてしまうのです。

実際に起きているドバイ不動産詐欺の主な手口

ドバイ不動産市場は健全化しているのですが、悪意を持った個人や集団が暗躍しているのもまた事実です。ここでは、主な手口を紹介します。

  • 無資格・無許可ブローカーによる詐欺
  • 販売権限のない物件の紹介
  • オフプラン(未完成物件)を悪用したゴーストプロジェクト
  • 利回り保証・元本保証を謳う虚偽投資話

無資格・無許可ブローカーによる詐欺

ドバイで不動産仲介を行うには、ドバイ不動産規制庁(RERA)が発行するライセンスが必須です。しかし、観光ビザで入国し、フリーランスのような立場で勝手に物件を紹介している人物が存在します。

無資格・無許可ブローカーは正規の教育を受けておらず、法的な責任能力もありません。彼ら/彼女らを介して契約し、手付金を渡した途端に連絡が取れなくなるというトラブルが典型例です。

公的な資格を持たない人物は、トラブル発生時にドバイ政府の救済措置を受ける対象外となるため、もっとも警戒すべき存在です。

販売権限のない物件の紹介

デベロッパー(開発会社)と正式な契約を結んでいない仲介者が、販売権限があるかのように装って投資家に物件を売り込む手口です。

すでに他者に売却済みの物件を紹介し、予約金(Booking Fee)を自身の個人口座に振り込ませる「二重譲渡」詐欺も発生しています。契約書が偽造されている場合、投資家は支払った資金を取り戻すことが極めて困難になります。

オフプラン(未完成物件)を悪用したゴーストプロジェクト

オフプランとは、建設前の段階で物件を購入する手法です。ドバイ投資の醍醐味ですが、ここにも罠が潜んでいます。

正規のデベロッパーではなく、実体のない幽霊会社が架空のプロジェクトを立ち上げ、豪華なカタログとCGだけで投資家を勧誘するケースです。

現在では政府の規制が非常に厳しく、未認可のプロジェクトが市場に出ることは稀ですが、SNSなどを通じて非公式に勧誘される案件には注意が必要です。「政府の認可待ちだから今だけ安い」といった文句は、詐欺の常套手段です。

利回り保証・元本保証を謳う虚偽投資話

「年利12%を5年間保証します」「10年後に元本+αの金額で買い戻します」といった言葉は、本来投資の世界ではあり得ません。不動産投資には必ず空室リスクや価格変動リスクが伴うからです。

「利回り保証」「元本保証」を口にする仲介会社には注意が必要です。たとえその会社が本気で保証するつもりだったとしても、倒産すれば約束は果たせなくなります。基本的には、こうした甘い言葉に対して疑いの目を向けておくのが賢明です。

ドバイ不動産で「詐欺」と誤解されやすいケース

一方で、実際には詐欺ではないものの、投資家の期待値との乖離によって「騙された」と感じてしまうケースも存在します。これらは純粋な投資リスクであり、投資家自身の自己責任が問われる部分です。ここでは、ドバイ不動産で「詐欺」と誤解されやすいケースについて解説します。

  • 市場変動による価格下落
  • 想定利回りの低下
  • 為替変動リスク
  • コミュニケーション不足による誤解

市場変動による価格下落

ドバイ不動産市場は、世界的な金融情勢や不動産需給の変化、地政学的リスクなどに敏感に反応します。購入後に周辺で供給過多が起きたり、世界的な景気後退が始まったりすれば、物件価格が下落することもあります。

これは経済活動の結果であり、詐欺ではありません。しかし、エージェントから「値上がり確実」と強く言われて購入した投資家にとっては、結果的に裏切られた形となり、「詐欺だ」という声が上がる原因となります。

想定利回りの低下

販売時に提示される利回りは、あくまで一定の条件下での想定にもとづいたシミュレーションです。

  • 実際には入居者が決まるまで数ヶ月かかった
  • 修繕費や管理費(サービスチャージ)が予想より高かった
  • 付近に新しい物件が建ち、賃料を下げざるを得なかった

これらの要因で手残りが減った場合、それは運用上の失敗や計算違いであり、詐欺とは区別しなければなりません。

為替変動リスク

ドバイの通貨ディルハム(AED)は米ドルとペッグ(連動)しています。対して、日本円は大きく変動します。

物件価格がディルハム建てで上昇していても、受領する家賃を日本円に替える際に円高が進んでいれば、円ベースでの収益は減少します。この為替差損によって「損をさせられた」と感じる投資家も少なくありません。

コミュニケーション不足による誤解

ドバイの不動産取引には、「サービスチャージ(共益費)」や「DLD登録料(物件価格の4%)」など、初期費用や維持費として発生するコストが明確に決まっています。

これらをエージェントが十分に説明しなかった、あるいは投資家が聞き流していた場合、後から発生する請求に対して不信感を抱くことになります。これは詐欺ではなく、リテラシー不足やコミュニケーションの齟齬から生じるトラブルです。

ドバイ不動産投資がすべて危険ではない理由

詐欺やリスクの話を耳にすると、投資そのものを諦めたくなるかもしれません。しかし、ドバイ不動産市場は法整備が進んでおり、透明性が高い市場の一つです。政府が投資家保護を最優先事項に掲げているからです。ここでは、ドバイ不動産投資がすべて危険ではない理由を解説します。

  • ドバイ政府による不動産市場の管理体制
  • DLD(ドバイ土地局)とRERA(不動産規制庁)の役割
  • エスクロー口座制度による資金保全
  • 正規デベロッパー・エージェントの存在

ドバイ政府による不動産市場の管理体制

ドバイ政府にとって、不動産市場は国家経済の根幹です。投資家の信頼を損なうことは国家の損失に直結するため、非常に厳格な監視体制を敷いています。不正を行った仲介会社や個人に対しては、高額な罰金だけでなく、ライセンスの剥奪や強制送還といった厳しい処置が即座に下されます。

DLD(ドバイ土地局)とRERA(不動産規制庁)の役割

ドバイの不動産取引を語る上で欠かせないのが「DLD(Dubai Land Department)」と「RERA(Real Estate Regulatory Agency)」です。

  • DLD:すべての土地所有権を管理する機関
  • RERA:不動産業界全体の規制・認可を行う機関

すべての売買契約はDLDに登録され、公的な証明書(タイトルディード)が発行されます。これにより、誰が真の所有者であるかが明確になり、二重譲渡のような古典的な詐欺はすぐに発覚するようになっています。

エスクロー口座制度による資金保全

オフプラン物件を購入する際、投資家が支払う資金はデベロッパーの運営口座ではなく、DLDが管理する「エスクロー口座」に直接振り込まれます。

デベロッパーは、建設の進捗を政府の検査官が確認し、承認を得た分だけしかその口座から資金を引き出すことができません。万が一デベロッパーが倒産したり、プロジェクトが止まったりしても、残された資金は保全される仕組みになっています。

正規デベロッパー・エージェントの存在

ドバイには、政府系最大手のEmaar(エマール)をはじめ、Damac(ダマック)、Nakheel(ナキール)などの国際的に高い格付けを持つデベロッパーが存在します。長年ドバイで活動し、多くの日本人投資家の資産運用を成功させてきた正規エージェントも数多く存在します。

「顔の見える」信頼できる相手と取引を行う限り、資産を失うような詐欺に遭う可能性は限りなくゼロに近くなります。

信頼できるドバイ不動産エージェントの選び方

ドバイ不動産投資において、成功と失敗を分ける最大の要因は「どの物件を買うか」ではなく、「誰から買うか」にあります。制度が整った市場であっても、それを正しく使いこなせるエージェントでなければ意味がありません。ここでは、信頼できるパートナーを見極めるための具体的なポイントを解説します。

  • RERAに正規登録されているか
  • 実績・取引事例を具体的に開示しているか
  • メリットだけでなくリスク説明があるか
  • 購入後のサポート体制が整っているか

RERAに正規登録されているか

もっとも基本的かつ重要な確認事項です。正規のブローカーは、RERAから発行された「ブローカー・カード(身分証)」を所持しています。

ドバイ政府の公式アプリ「Dubai Rest」を使用すれば、エージェントの名前や会社名、ライセンス番号が有効かどうかを誰でもリアルタイムで照合できます。この確認を嫌がる、あるいは濁すエージェントとは、その場で関係を断つべきです。

実績・取引事例を具体的に開示しているか

「ドバイ不動産は成長しています」という抽象的な話だけでなく、過去にどのような物件を扱い、どのような利回りを実現させ、出口戦略(売却)をどう着地させたか、具体的な実数値を見せてもらいましょう。

良い話だけでなく「苦戦したケース」や「市場の失敗例」を共有できるエージェントは、投資家の利益を真剣に考えている証拠です。

メリットだけでなくリスク説明があるか

ドバイ不動産投資にもデメリットはあります。

  • ローン審査の難しさ
  • 為替変動リスク
  • 賃貸管理における現地の慣習
  • 将来的な供給過多の可能性

これらを包み隠さず説明し、それに対する対策案を提示できるかどうかが、プロと素人の境界線です。「リスクはありません」という言葉は、プロとしては失格です。

購入後のサポート体制が整っているか

ドバイ不動産は「買ってから」が本番です。

  • 物件の引き渡し(ハンドオーバー)の立ち会い
  • 家具のセットアップやクリーニングの手配
  • 現地での入居者募集と審査
  • トラブル時の対応

日本に居住しながら投資を行う場合、これらを一気通貫でサポートできる体制があるか(あるいは信頼できる提携先があるか)は、運用収益に直結する重要なポイントです。

まとめ

ドバイ不動産投資は、正しく行えば資産を大きく増やすための強力なエンジンとなります。しかし、その輝きの陰には、投資家の無知を狙う影が存在することも否定できません。

「詐欺」という言葉に過剰に怯える必要はありませんが、同時に「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信も禁物です。もし、不安を解消し、確実な一歩を踏み出したいとお考えであれば、まずは信頼できる専門家への相談から始めてみてはいかがでしょうか?

ドバイでの不動産投資に関心がある、あるいは現在検討中の案件に不安がある方は、ぜひ「ドバイ不動産投資ガイドfor日本人」へお問い合わせください。日本人スタッフが中心となって運営しているため、英語ができない方や、ドバイに関する知見をお持ちでない方も安心してご利用いただくことができます。

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